セブ最大のお祭りSinulog（シヌログ）
フィリピン最大のイベントであるクリスマスが終わり、次はセブ最大のイベント「シヌログ」がやってきます。メインは1月の第3日曜日である来週21日です。街のあちこちでシヌログの音楽が流れ、飾り付けが進んでいます。CEBU IVYの周辺もこんな旗がいっぱい。
フィリピンはカトリックですが、セブではその布教のために使われたイエス・キリストの幼少期をモチーフとした「サントニーニョ像」を強く信仰しています。本物はサントニーニョ教会（上の写真）にありますが、各家庭やタクシーの中など至る所にこの像を見ることができます。これまでの戦争や災害でも無傷だったと伝えられ、セブの守り神のような存在です。シヌログは現地の言葉に由来した「ダンス」の意味でSinulog Frestivalはこのサントニーニョ像を讃えるお祭りです。
日本の阿波踊りに似ていて、いくつものグループがお揃いの衣装を着て、同じリズムでダンスをしながらセブの街をパレードします。どのグループも必ずサントニーニョ像を持っています。
シヌログは朝の４時からミサで始まり、パレードのあとはコンサートや花火など夜まで続きます。また無礼講祭りとも言われていて顔や服にペイントされてしまうこともあるようです。暑いのでパレードの後ろを救急車がついて行ったりします。たくさんの人で子供が迷子になってしまうこともあり、去年のシヌログはテロ対策として携帯電話が使えなくなりました。たくさんの人が参加するせいか翌月曜日は疲れを癒すためセブが祝日となります。こういうのが、すごくフィリピンらしいなあ、と思います。
お出かけの際は荷物は最小限にして飲み物も忘れず、お気をつけて楽しんでください！
