セブ英語親子留学 CEBU IVY(CIEC)ブログ

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世界英語能力ランキング、2018年版

スウェーデンで設立された世界最大級の語学学校「EF Education First」が主催する英語能力指数による2018年のランキングが出ていましたので紹介します。

こちらは2017年版の記事です。

これは世界各国の人々を対象にする英語のテストでリーディングとリスニングのどちらも含まれています。毎年開催されていて今回は8回目、88カ国、130万人がテストを受けました。

まずはTOP10

1.スウェーデン
2.オランダ
3.シンガポール
4.ノルウェー
5.デンマーク
6.南アフリカ
7.ルクセンブルク
8.フィンランド
9.スロベニア
10.ドイツ

英語が第一言語の国はランキングから除外されているので、やはりヨーロッパ勢が占めています。昨年トップだったオランダと2位だったスウェーデンが入れ替わりましたが、ここはよく入れ替わっているようです。ヨーロッパ圏以外からは昨年と変わらずシンガポール南アフリカがトップ10入り。2017年から大学教育で英語を使うようになった南アフリカは昨年の8位からさらに6位へ上昇しました。

昨年はトップ8までが英語能力が「非常に高い」でしたが、今年はトップ12までがこの非常に高い、になりました。(あと2カ国はベルギーとオーストリア

非常に高い
・社会生活の場面で正しい意味合いを持たせた適切な言語を使用できる
・高度な文章を簡単に読むことができる
・英語のネイティブスピーカーと契約交渉ができる

 

続いてアジアでのランキングです。()カッコ内は世界ランキング順位、CEBU IVYにいるスタッフ、生徒の国籍を強調してみました。 

1. シンガポール(3) 非常に高い
2. フィリピン(14) 高い
3. マレーシア(22) 高い
4. インド(28) 標準的
5. 香港(30) 標準的
6. 韓国(31) 標準的
7. ベトナム(41) 標準的
8. マカオ(44) 標準的
9. 中国(47) 低い
10. 台湾(48) 低い
11. 日本(49) 低い
12.パキスタン(50) 低い
以下略

 

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昨年は80カ国が参加、今年は88カ国がということもあるのでしょうが、日本のランキングは44位から49位へ。2016年に英語レベル標準的から低いになってしまいましたが今回も戻ることはできず、さらに昨年よりもスコアが下がってしまいました。日本はこのテストが始まった2011年から参加していますがランキングもレベルも落ち続けています。

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ここフィリピンはマレーシアを抜きアジア2位へ。スコアも伸びています。世界ランキングでも14位から13位になりました。

英語レベル高い〜低いの目安です。

高い
・職場でプレゼンを行っている
・テレビ番組を理解できる
・新聞を読む

標準
・専門分野における会議に参加している
・歌の歌詞を理解することができる
・熟知した内容についてプロフェッショナルなメールを書くことができる
低い
・観光客として英語を話す国を旅することができる
・同僚とちょっとした会話ができる
・同僚からの簡単なメールを理解することができる

 

このレポートのアジアおよび日本に関するコメントです。

アジアは英語に対する多額の投資の甲斐なく英語能力は向上せず、この地域では、これまでのEF EPIでも英語能力が最高の国と最低の国との間に大きな差が見られましたが、2018年の分析ではその差がさらに開いています。シンガポールは既に高い能力レベルからさらに向上し、 世界全体のランキングで第3位になりました。中国と日本では大きな変化は見られず依然として低い能力レベルのままです。”

 ”アジアはどの地域よりも英語能力の幅が大きく、今年の指数で3か国が上位4分の1に入っている一方で4か国が最下位の10%に入っています。中途半端な策は無用。”

”高い英語スキルを持つ人材の育成には時間がかかりますが、その重要性を認識している多国籍企業は増え続けています。 日本の巨大なeコマース企業である楽天は、2010年に全世界企業言語として英語の使用を開始しました。最近では、東京オフィスで新規雇用されたエンジニアの80%が非日本人で、日本国外市場への事業拡大によってユーザー数が2億人から11億人に増えました。Honda、日産、ルノーシーメンスネスレ 、ソデクソなど、英語を母国語としない国に本社がある多くの多国籍企業も競争力を維持するために企業の共通言語として英語を採用しています。国際的に人材を雇用するためには 共通言語が求められます。”

 ”日本の英語能力は昨年よりわずかに下降しましたが、変化の兆しが見られます。日経225銘柄の約15%の企業で少なくとも1名の非日本人が取締役員となっており、2017年には日本で勤務する外国人従業員が初めて100万人を超えました。高齢化が急速に進む中、日本は海外からの若い労働力の流入から恩恵を受けることができるでしょう。日本では英語教師に対する明確な研修制度のないまま英語が2020年から小学校の必須科目になりますが、英語能力を向上させるためには、まだまだやるべきことが多くあります。”

”人口の高齢化がより進んでいるアジアとヨーロッパでは、勤続年数レベル間に置ける英語能力の差は狭まっています。アジアは経営陣の英語能力が最も高くなっている唯一の地域で、英語の習得において管理職グループに引けを取っていません。”

”貿易とテクノロジーの急速な成長に伴い、英語能力の高いアジア諸国は成功を収めています。EF EPIで常に10位以内に入って いるシンガポールでは、1960年以降GDPに対する貿易額の比率が300%を超えています。インドはオフショア業務が有名ですが、 人口がインドの十分の一に満たないフィリピンには、インドよりも多くのコールセンターがあります。”

このテストの受験者は任意で受験しているため、その国全体のレベルを代表するというわけではありません。こちらで詳細が公開されています。

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